せきゅはら。

正直若いとはいえないネットワークセキュリティ担当者がゆるゆると書いていく駄文です:)

遅くなったけど日本シリーズ第五戦

これまた会社にいるときにプレイボール。
あっさり虎に連打で(初の)先制を許す展開も、バルデスの2ランでひとまず鷹がひっくり返す。このホームランについてちと遺恨が残る(後述1)が、ホームラン映像も見れないのでこの時点ではわからない。0行進が続いているうちに20時帰宅。
そして結果的には虎のワンチャンスの6回裏。斉藤を攻め立て、というより虎打線の一点集中にようなこの回、初めて機能した感のある1・2番の連打に当たっている金本を敬遠気味の四球で満塁。城島のやや安直なリード(後で自分のせいだといってた)なのか、スーっと入ってきたストレートを打者の桧山が強振、LFバルデスの目の前に落ちる2点タイムリーで逆転ですよ。甲子園のボルテージは最高潮、なにせ後ろに吉野もウィリアムスも控えてるんだから。
虎打線の方は2番手篠原からもチャンスメークする。犠打を狙った赤星の投前バントを篠原が2Bに転送、ここで今岡の代走秀太が守備妨害ぎりぎりのラフプレーをする。
ゲッツー崩しのスライディングはよく見られる事だが、映像で見た限り『完全に2Bの前でボールを処理しようとする川崎(この回からSS)に秀太が一直線で体当たりを仕掛けて』いるのである。まるで燕−猫の日本シリーズで広沢が本塁突入時に見せたタックルそのもの。ヘルメットで側頭部に頭突きを喰らう格好になった川崎は苦悶の表情を浮かべたままピクピクしている。結局動けない川崎はタンカで退場となる。
秀太のプレイにも腹が立ったが、それ以上に我関せずと喜びの声援だか雄たけびだかを上げる甲子園の観衆にむかっ腹が立った。それがセの野球なのかよーと。球界の未来より自分のひいきチームなのかよ、と。それじゃ2002ワールドカップでスタンドの赤い軍団が繰り広げたアレと代わらんじゃないか、と。もっと野球を見ろ、阪神だけじゃなく。
ちょっと言い過ぎの感もあるが、鷹ナインがこれで闘志に火がついたのは確かで、絶体絶命の場面で出てきた岡本の鬼気迫る火消しを見てると・・・(後述2)。
鷹打線の方は攻めあぐねた吉野が早々と降板でリガン・安藤を攻略するも、あと一発が出ないばかりか最後はウィリアムスに完璧に抑えられる展開。そしてゲームセット。
虎にとっては敵地福岡での連敗スタートを払拭して余りある3連勝、鷹にとっては2000年の悪夢を思い出すようないやな展開。しかも虎の投手陣が左中心なのに対して、データどおりやや左を苦にする、特に左変則の2人を苦手とする鷹打線。虎俄然有利のまま決戦の舞台は再び福岡に移動です。