各国代表の戦い
- ベストコンディションでなかったので負けた
特に欧州各国に見られた意見で「ベストコンディションでなかったので負けた」ってのがあったけど、実際には「日程的に無理があった」じゃなく「東アジアを嘗めていた」かと思うわけで。早めに現地入りするでもなし、各国リーグが休暇に入るでもなし。
欧州にとって「今までで一番遠いところで行われた」WC。アメリカWC以上に体調面に気を使うべきだったのではないかと・・・
- 日本代表
はっきり言って120%の出来かと。出来すぎ。
個人的には「下手すりゃ1敗2分かもなー」と考えていただけに。
一時期の不振から復活した明神、運動量が上がりミスの減った宮本、いいプレッシャーを代表選手に与えた中山と秋田、いずれも予想以上でした。
また、稲本、中田英、市川、柳沢、それに他の面子も予想通りの活躍を見せられたかと。
出られなかった川口は「積極的」という持ち味を生かして、ぜひカンポス(メキシコ)のようなGKになってもらいたいかな〜。
そして4年後に向けて今のユース世代の成長もお忘れなく。
- 韓国代表
「フィジカル勝負」の今大会を象徴するチームでした。思い切って中盤に重きを置かないサッカーが功を奏したように思えます。運も実力のうち。運を作った韓国サポーターはどうかと思いますが、韓国代表は当代最強チームの中に挙げられるでしょう。
- 目立った国
上記2チーム以外では、ドイツ、アメリカ、トルコ、セネガル、中国、デンマークかな?
ドイツはカーンとノイヴィレ。ノボトニーの欠場は痛かったけどそれでも鉄壁の守備。
安定してスーパーGKを輩出するブンデスリーガを抱えることだけはありますな。
アメリカはドノヴァン。アメリカらしいアスリート系のFWで大会前から注目してたけど、結果に結びつきましたね。ドイツ−アメリカは秀逸でした。
トルコはハカン・ユンサルとリュストゥ。ギリシャみたいに重厚でもなく、ブルガリアみたいに守備的でもなく、バランスが取れてました。サウジやイランがトルコサッカーを目指すと面白くなりそうで。
セネガルはディアオ、ディオプ、ファティガ。運動量で圧倒するサッカーは圧巻でした。見て楽しいサッカーでしたね。
中国ではヤン・チェン。ブラジル戦の前半では先制点をもぎ取ろうかという勢い、ボラ監督の考えが選手に浸透していると感じました。結果は無得点全敗だけど、これからの躍進に期待が持てますね。